こんにちは、設計の時川です。
たまに使っている万年筆が壊れてしまったのでメーカーに修理の見積もりをお願いしました。 が、予想を超える見積金額・・・。
家電製品などは修理するよりも新品を購入した方が安い場合が多々あります。でも『自分のモノ』として愛着を持ち使っていくには修理する選択がいいのかなとも思います。
今回に関しては大事な万年筆だし、新品を購入すると修理する4倍くらいの金額になることもあり修理を選ぼうと思っています。
しかし、どこから費用を捻出しよう・・・。
【蜜蝋ワックス】
フローリングもやはりメンテナンスは必要になってきます。
新築時にコーティングをしていても永久的にメンテナンスフリーな訳ではないのです。
弊社の床には木材が敷きつめられていますが、長年ノーメンテナンスだったのでようやく重たい腰をあげてメンテナンスし始めました。
今回使うのは蜜蝋ワックスといい、蜜蝋(みつろう)とエゴマ油のみで作られた商品です。塗りやすくするために 溶剤 などの添加物を入れた商品も多いですが、添加物などの無くてもいいものは無い方がいい!(添加物は人体に影響のあるものもあります)
蜜蝋とはミツバチが分泌するロウ。 エゴマ油はエゴマの種から採れる油で食品としても使われます。
蜜蝋ワックスそのものはどんな感じかというと、蜂蜜の瓶の底に沈んでいる白濁した部分に感じが近いです。 匂いはエゴマ油が強い感じですが嫌な臭いではないです。(塗って1日もすれば匂いはなくなります)
違いをお見せしたくて一部分だけ塗ってみました。
写真を見ていただければ塗った箇所と塗っていない箇所は一目瞭然だと思います。塗った箇所はしっとりとして艶があります。塗っていない箇所は普段踏まれている木目の凸部分は多少艶っぽく見えますが全体としてはカサカサですよね。 私たちの肌も化粧水などでケアしますが似ていますね。
無垢材や集成材を含めた本物の木材に蜜蝋ワックスに代表される自然素材由来のワックスを塗る事は、単に汚れ防止や撥水性を持たせる意義の他に木目を綺麗に浮き出させ表情を出してくれる効果もあります。
下の写真はフローリングのサンプル材(無垢の杉板)に蜜蝋ワックスを塗ってみました。左側が未塗装部分で右側が塗装部分です。
全体的な色の違いや木目がハッキリ出ている感じが伝わりますか?
住宅のフローリングは生活する中で一番人が触れる部分です。だからこそ安全で生活が豊かになるものを選びたいですね。
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