住まいのむしめがね 10　【日影】

設計の時川です。

車の運転免許証の更新をしてきました。毎回思うことなんですが、免許証の写真って不愛想というか無の顔というか…

いろんなシーンで身分証を出す時に免許証を提示するわけで、その時に多少笑ってるぐらいの顔の方が気分いいと思いませんか。　そんなわけで今回の写真も少し微笑んでみました。　ゴールド免許者は笑顔、ブルーは真顔とかでもいいかもしれませんが。

 

今回の住まいのむしめがねは【日影】です。

文字通り太陽の日差しを物体が遮って創った影のことですね。　初夏の陽気がいい時期に木が創りだす影の下でコーヒーでも飲みながら音楽を聴くなんて最高です。

これから夏を迎え日差しが強くなると住まいの中に入ってくる日差しと戦う方もいらっしゃるかと思います。

 

 

ゴーヤなんかで緑のカーテンを造るのもすっかり定着しました。

住まいの温熱環境の日差しに限っていえば緑のカーテンはとても有効なんです。窓の内側に断熱フィルムを貼ったり、内側にブラインドを下げたりするのも効果がないとは言いませんが日射がガラスに当たってガラス自体が熱を持ってしまいます。そうするとガラスがパネルヒーターのような感じになってしまい、エアコンで室内を冷やしていても効果が相殺されてしまうんです。

ですので日射がガラスに当たる前に遮ることが大事なんです。

窓の上部に庇をつくる方法が一番効果的だと言われています。和風の住宅で深い軒や庇が付いている事が多いのは夏場の厳しい日射に対して講じた策の一つです。

我々が設計をする場合には日差しの角度や窓の大きさ等を考えて庇の位置や大きさを決めたりもするんです。

緑のカーテンを造ろうかなと考えている方はそろそろ準備しないと盛夏にカーテンが間に合いませんよ！　ゴーヤ以外にもカーテンとして機能しそうな種類はあるでしょうから、室内から見た時にいい見え方をする植物を選んでみるのも面白いかもしれません。葉っぱの密度や透け具合、花が付く種や実もなる種など。

 

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