【不定期連載】「暮らし性能」を追求した“スーパーウォール工法”の家②

鋭意勉強中!スタッフの法林です。

不定期連載2回目は、スーパーウォール工法の“構造・壁パネル”をご紹介いたします!

【スーパーウォール工法の構造は
 6面体の一体化構造である強靭なモノコック構造】

住宅の壁面を補強する場合、一般的なこれまでの住宅では、
「筋交い補強」という工法が採用されてきました。
これは、柱と梁(柱の上に渡す横木)で形づくる長方形の間に、
斜めもしくはクロスに建材を入れて建築物構造を補強する方法で
住宅の耐震性を強める効果があります。

その点、スーパーウォール工法は、
壁・床・天井が一体化した箱形を構成するモノコック構造になっています。
これは、航空機や自動車ボディの技術から発達した構造で、
大きな外力にも変形しにくい特徴を持っています。

【効率よく耐震性を高める壁倍率5倍のパネルを実現】

高性能スーパーウォールパネルは、構造用合板OSBと断熱材を一体化し、
建築基準法で木造最高レベルとなる「壁倍率5倍」(国土交通大臣認定を取得)を実現しました。
壁倍率とは、地震の横揺れに対する強度のことで、数値が大きいほど強い壁を表します。

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・壁倍率1倍・・・軸組工法の柱間に、15×90mmの木材で「筋交い補強(斜め)」したもの
・壁倍率2倍・・・軸組工法の柱間に、45×90mmの木材で「筋交い補強(斜め)」したもの
・壁倍率2.5倍・・スーパーウォールパネル(基本パネル)
・壁倍率4倍・・・軸組工法の柱間に、45×90mmの木材で「筋交い補強(クロス)」したもの
・壁倍率5倍・・・高性能スーパーウォールパネル(5倍パネル)

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高性能スーパーウォールパネル(5倍パネル)は、
一般在来の家の壁(筋かいによる5倍相当仕様)と比べても壊れにくく、
変形量も筋かいの半分であることが耐力試験で確認されています。

住宅の耐震性能を高めるためには、耐力壁をバランスよく配置することが重要で、
壁倍率2.5倍の基本パネルと組み合わせることで、
効率よく耐力壁を配置することが可能になるのです。