こんにちは、設計の時川です。
最近はマスコミの報道で『ゲリラ豪雨』という言葉をあまり聞かなくなったような気がします。
数年前の流行語大賞にノミネートされていたような記憶があるので流行で終わってしまったという事なんですかね。若しくは『ゲリラ』という言葉が凶悪犯罪を連想させるからでしょうか。
ともあれ災害にならないといいのですが。
今回の話は【天窓】です。
天窓(トップライトとも呼びます)のイメージってどんな感じでしょうか。
明るくて気持ちがいい空間が創れる! から 雨漏りの原因だよね! まで。
どちらのイメージも正解といえば正解ですね。
窓には採光という重要な役目があり、窓ごとにどのぐらい採光(太陽の光がどのぐらい入ってくるか)に寄与するかを現す採光補正係数という指標があります。
例えば、大きな掃き出しサッシがあったとします。 庭が広かったり道路に面していたりすると隣の建物が接近していないので太陽の光がたくさん入ってきますが、隣の建物がとても近くに建っていると太陽の光は期待できずに暗い室内になってしまいます。
アパートやマンションを借りるのに内覧をした時など、明るいし感じがいいな! や、なんかジメジメした感じがするなぁ と感じた事があると思います。そういった印象と採光補設係数はだいたい比例しているんです。
採光補正係数には上限値がありますが、天窓は無条件に上限値を与えられているので採光としていかに有効に寄与するかが分かります。
天窓は北側を向いている屋根に設置することが多いです。
太陽に向いている南・東・西向きに付けると夏場は暑くてしょうがないですよね。
開けられる天窓であれば夏場の排熱に効果があり、風も通りやすくなるのでエアコンを使おうか迷う程度の気候であれば使わなくて済むかもしれません。
屋根に穴を開けて設置するわけですから雨漏りのリスクは多少あります。(天窓をつけていないからいって雨漏りは絶対に無いわけではありませんが)
しかし十分に検討し丁寧な施工をすれば大丈夫です。
天窓というアクセントになるアイテムを使ってみるのも楽しいですよ!
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