木造2階建て
延べ面積 89.2㎡(27.0坪)
耐震等級3
断熱性能 UA値=0.73W/㎡-K
気密性能 C値=0.6㎠/㎥
24時間換気
ホウ酸防蟻処理
プラン説明
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住宅の暮らしをソフト(soft)とハード(hard)で考えてみます。
ソフトは暮らし方であり理想とする家族のあり方、それに対してハードはプランや設備をどのようにするかということになるでしょう。
家づくりの基本は、まずソフトを固め、そのためのハードを考え、作ることです。しかし、実際はハード面が先行してしまうことが現実に多いです。
たしかに設備さえ充実させれば、かなり便利になるでしょう。(それなりの資金が必要となるでしょうが)けれども家族も時間とともに変化しますので、また新たな設備が必要となります。何度リフォームしても追いつきません。
実際にこういった例は多々有ります。だからこそ、少しでも先にまずソフト面をしっかり考えていきたいと思うのです。
資金面や敷地の条件などの制約から用意できるハード(設備)は限りがありますから。 -
そんな事を考えながら、高齢者と暮らす住まいのプランを考えてみました。
特別な設備やプランなしに、バリアフリーも最小限にした場合の家を想定してみました。
住宅の規模も一般的な設定で、つまりできるだけハードに頼らないで、ソフト面を活かす試みでの計画です。介護をする家族の労力を減らすのに設備だけに頼らないためには、どういった視点でプランニングしたら良いのかを考えた一例です。
結果的にはLDKに洋室がついただけのごくごく普通のプランになりましたが、夫婦で親御さんを見守りながら生活することを想定しています。
介護を考慮しながら生活のパターンを想定して、その上で夫婦で親御さんを見守りながら楽しく暮らしていくためのプランです。
設計理念
衣類の日常
しまう(着る)→洗う→干す→たたむ→
『場所』に置き換えると
たためるスペース→クローゼット→洗濯機→バルコニー
バルコニーから取り込んだ洗濯物は室内物干し場に仮置きし、たためる時間にたたんでクローゼットにしまう。
そんなルーティンをコンパクトに動けると、家事が楽になりますね。