こんにちは、設計の時川です。
築後3年になるわが家ですが、ようやくキッチンの収納棚を作りました。
住み始めた当初は、『とりあえず』の隙間収納なんかでしのいでいましたが、物も増えてきたのでようやく重い腰を上げて… DIYです。
構想としては、
◆日常の使用頻度が高いから扉は必要ない。
◆分別できるゴミ箱を置き、上部は可動棚とする。
◆高さ、色味は併設している食器棚に合わせる。
まずスケッチを描き、必要な材料とその寸法や数量を拾い出します。
それを基にホームセンターへ行き材料を購入。
大きいホームセンターだと材料のカットをしてくれるので本当に便利です。
材料の拾い出しさえしっかり出来ていればあとは組み立てるだけですからね。
カットした材料の角を少しだけヤスリ掛けします。
このひと手間が後々の怪我予防も含めた使用感に繋がっていきます。
無塗装のままだと設置する空間では少し浮いた存在になりそうなので塗装します。 食材や食器などを置くことも考えて自然塗料を選びました。
柿渋という100%天然素材の材料です。
防虫、防カビなどのメリットもありますよ。
※柿渋:青い柿から抽出した汁を発行させた天然塗料
いよいよ組み立てていきます。
ビスを打つ箇所はあらかじめ下穴をあけておく事で板が割れるのを予防します。
組み立てていくとこんな感じに。
背板(奥の板)の両側を少し隙間をあけているのが分かりますか? 設置する場所の壁には漆喰を塗ってあるので、その漆喰がチラリズム的に見えるよう少し遊んでみました。(太陽を向こう側にしてみると光の教会(安藤忠雄)をイメージさせるとかさせないとか…)
あとは棚板を設置するためのレールを取り付けて棚を設置すれば完成です。
今回は材料費で約¥23,000。 これからどういった使われ方をするか楽しみです。