住まいのむしめがね16 【引きこみ】

こんにちは、設計の時川です。

今日 11/1は焼酎の日だそうです。通勤時に読む新聞で目にしてから『今晩は焼酎だな』と早々に一日の終わりのプランが出来上がりました。

今回の住まいのむしめがね【引きこみ】ですが、引き込み戸などの紹介ではなく 間(ま) の話です。

間(ま)は日本特有の概念ではないでしょうか。時間的な意味合い、空間的な意味合い、大きさ(サイズ)的な意味合いなどがあります。

弊社プランの一つ『木立ちの家』の説明にも記載しましたが、住宅(建築)の中に間(ま)を考え取り入れることはとても大切です。

特性の違う空間を繋ぐ 緩衝材 のような感じと表現すれば伝わるでしょうか。

今回スポットを当てる間は表札などがある門柱です。

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写真のような形状は化粧ブロック塀に表札やポスト、インターホンを設置したので門塀とでも言いますか。

道路境界線から30㎝程度 塀を敷地側にセットバックさせました。道路と塀の間には30cmの間(ま)が存在するということです。

道路ぎわ目いっぱいで塀を建てている家も数多くあります。敷地の活用の仕方としては間違っていないですし敷地に余裕がない場合は特にそうなります。

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しかし、少しだけ間(ま)を設けることでその敷地(住宅)が道路を含む外部空間を遮断せずに馴染んでいる感じがしませんか。

私財を投じて建てた個人の住宅も近隣のコミュニティの中に存在していることを忘れてはいけないと思います。向こう三軒両隣 という言葉があるようにお互いを少しだけ意識し配慮することでバランスの取れた地域コミュニティになっていると思います。

配慮がある少しだけ開かれた敷地活用も悪くないですよ。

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