木造3階建て(SW工法)
延べ面積 71.78㎡(21.7坪)
建築面積 27.33㎡(8.2坪)
耐震等級3 +制震構造
断熱性能 UA値=0.49W/㎡・K
気密性能 C値=0.68㎠/㎥
準耐火建築物
外壁(金属サイディング・ジョリパット仕上げ)
防火サッシ(樹脂+アルミハイブリッド)
第一種熱交換型換気システム
ホウ酸防蟻処理
クロス壁紙
無垢フローリング
構造無垢材
プラン説明
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築60年の木造2階建ての建て替えです。
地域にしっかりと根を張り、思い出が積み重なった住まいでした。耐震性の不安から建替えを検討されつつも、なかなか踏み切れずにいたご家族。
玄関リフォームのご相談をきっかけに当社を知り、見学を重ねる中で新たな暮らしへと歩み出されました。 -
新しい住まいは、建築面積が減る狭小地ながら3階建て準耐火建築とし、耐震等級3+制振構造を備えました。
性能面の安心に加え、慣れ親しんだ畳生活の要素を随所に取り入れ、日常のリズムを大切に設計しています。
暮らし始めてからは最新設備への戸惑いもありましたが、空気環境の向上や空間の伸びやかさが、むしろ日々のストレスを軽減し、ご満足いただいています。 -
私たちは、住まいを“服のように体に馴染むもの”として考えています。
スイッチや手すりの位置、手触りや足触り、動線の自然さ。その一つひとつに気を配り、狭小住宅であっても窮屈さを感じさせない設計を目指しました。
家は暮らしと共に育ち、やがて本当の姿を現します。その歩みに寄り添えることを誇りに思います。
設計理念
スリット窓のある洋室
1Fの洋室は北側に面していて且つ、近隣の建物が密接し採光が取りづらい間取りになりますが、床までの縦に長い窓(スリット窓)を設けることで部屋に高さと広がりを感じさせ、外の視線から守り一年を通して安定した光が広がるように設計しています。
また、ウインドウキャッチの窓が設置されており、明かりを取り入れつつ自然の風を活用する設計になっています。東京の気候に合わせて、冬は北風、夏は南風を利用して窓を開けることで部屋全体に風が通り抜けるようになっており、快適な空間を提供します。