皆様こんにちは、スタッフの法林です。
先日、これから新築工事の着工をするM様邸の地鎮祭を執り行いました。
当日は梅雨らしい日で、パラパラと雨が降り出したので慌ててテントを準備しだしたのですが、
祭壇が完成する頃には雨もあがり、神様が味方してくださった!
というホッとした空気の中、儀式が始まりました。
地鎮祭は何のために行うの?
地鎮祭とは工事前に行う神道の祭事で、その土地を守る神様へお祈りをして、工事安全祈願や、完成後の家や家族の繁栄をお願いする儀式になります。
地鎮祭の大まかな流れは、、、
1.修祓 (しゅうばつ)の儀:神主様がお祓いをして祭壇、土地、参列者を浄めます。参列者は頭を下げてお祓いを受けます。
2.降神の儀:神主様の発声で神様をお迎えします。
3.献饌(けんせん):神様にお供え物を差し上げます。
4.祝詞奏上(のりとそうじょう):祝詞により神様へ土地を使う事を告げます。
5.四方清祓(しほうきよはらい):土地の四隅を神主様が清めます。
6.地鎮の儀:砂山をその土地に見立て、設計者、施主、施工会社の3者でならします。
(刈初の儀)そして設計者が盛砂の草を鎌で刈り
(穿初の儀)建築主が鍬で盛砂を崩します。
(土均し)最後に施工者が鋤で砂を均します。
最後に神主様が「鎮物」を砂の中に納めます。
この鎮物は地鎮祭のあと施工者に渡り、工事の適当な時期に地中に納めます。
7.玉串奉奠(たまぐしそうじょう):榊(さかき)の小枝を神様にお供えします。施主、家族、設計者、施工者、の順に参列者全員が1人ずつ玉串を奉げ拝礼と祈願を行います。
8.撤饌(てっせん):お供え物を下げます。
9.昇神の儀:神主様の発声で神様にお帰り頂きます。
10.直会(なおらい)の儀:お神酒を盃やコップに注ぎ参列者全員で頂きます。
地鎮祭は無事終了。
「穿初の儀」で、お施主様がご夫婦で一緒に協力しておこなう姿がとても印象的でした。「わたしたち」家族の家を「一緒に」良いものに作っていこう!
という気持ちが感じられ、私も気が引き締まる想いがしました。
お施主様の笑顔のために、心を込めて家づくりを進めていきます!